営業本部 化成品部
化成品1グループ
加藤 萌伊 Mei Kato
2021年入社 ／ 統合生命科学研究科 統合生命科学専攻修了
経歴
大学では生物系を専攻していました。専攻を活かした技術系職種に就くことも考えましたが、狭く深く物事を追及していく仕事より、人とのコミュニケーションを軸に新たな経験を重ねるような働き方のほうが自分に向いていると思い、事務系職種に絞って就職活動を行いました。ただ一方で、理系学部で培った知見を活かしたいと思ったのも事実です。これらの点を踏まえて検討した結果、出た答えが化学メーカーでした。企業研究を進めるなか、当初ターゲットに考えていた素材メーカーよりさらに川上に位置する丸善石油化学の存在を知り、興味を抱きました。
選考途中では仕事内容や社風はもちろん、福利厚生や労働条件などについて丁寧に説明していただけましたし、面接後には次回選考へ向けてのアドバイスもしていただけました。一人ひとりの学生に真摯に向かい合ってくれた姿勢から、この会社であればきっと自分らしく働けると感じられたので、内定の連絡を受けた際はすぐに入社を決意しました。
所属している化成品1グループでは、洗剤の原料や、塗料の原料となる製品を販売しています。日々の実務では、適正な価格で取引をするため、製品需要の動向やマーケット状況を捕捉することを目的に頻繁に商社や需要家との情報交換をしています。
「適正な価格」といっても、絶対の正解はありません。市況を鑑みながら少しでも最善の取引の成立を目指しますが、時にはお客様に納得して受け入れていただくために苦慮することもあります。信頼関係を築いていけるよう、日頃から誠実な対応をすることはもちろん、広くアンテナを張って世の中の動きをキャッチすることを心がけています。
難しいと思う仕事も多々ありますが、学生時代に思い描いていたような仕事ができ、やりがいを感じています。また、お客様との商談では大きな裁量を与えられていることもあり、自身の判断でものごとを進められる点や成果が目に見える点には大きな手ごたえを感じています。
現在扱っている製品やその用途については、現部署へ異動後に勉強しました。理系出身であるということは多少のアドバンテージになると思いますが、化学を専門にしていたわけではないので、入社当初の知識量は文系出身の同期とあまり変わらなかったと思います。それに現在の部署では同僚のほとんどが文系出身の方々です。
現部署に異動してくる前は購買部に所属し、自社工場で必要な資材や工事の発注業務に従事していました。調達先の営業担当から価格を提示され、交渉を通じて売買契約を結ぶという内容でしたから、現部署における顧客と私の関係が逆だったわけです。価格をはじめとする諸条件を提示された際、購入する側としてはどのようなところに着目するべきかを経験していたので、営業の立場から顧客に納得していただくために、どのような根拠を示すべきかを考える際には、前部署での経験が役立っています。
当面の目標は、自社製品やマーケットに関する理解度を高め、営業の基礎を固めることです。今はお客様からお問い合わせを受けても即答できないことが多く、対応が「調べてから」「確認してから」と後手になるため、どうしてもタスクが溜まりがちです。職務に関わる知識や情報を積極的に蓄えるとともに、スピード感あるレスポンスを強く意識しながら、弱点を強化していきたいと思っています。また、営業の実務には、業績や市場動向の分析も含まれます。経理部門とのやりとりやミーティングを通じ、数字を分析するうえで必要となる着眼点について学び取っていきたいです。
現在の担当製品で十分経験を積んだ後は、今まで経験したことのない職務にも携わりたいと考えています。社員のチャレンジを推奨する風土が根付いた丸善石油化学なら、思い描く成長を実現していけるはず。今後も積極的に新たなことに挑戦していきたいですね。
メールをチェックし、当日の予定を確認
海外マーケットについて商社からヒヤリング
各担当の進捗状況確認と、重要事項の情報共有
担当製品についての条件折衝
商談用の資料作成や問い合わせ対応など
オフは、学生時代の友人らと過ごすことでリフレッシュしています。休日にはテニスやランチなどを楽しむことが多いですね。平日の仕事終わりに映画鑑賞やショッピングに行くこともありますよ。また、国内外を問わず旅行が好きなので、コロナ禍が収束しつつある今後は、再開したいと思っています。
ここにある使命と誇りの結晶が、世界をもっと豊かにする。
