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装置に異常があれば早期に見つけ出す。
原因特定と適切な対処がカギ。

設備管理部
工務課 回転機器係

髙橋 敦也 Atsuya Takahashi

2019年入社 / 機械工学科卒

経歴

  • 2019年 4月:千葉工場 製造一部 エチレン製造一課 3EP係(実習)
  • 2019年 7月:千葉工場 設備管理部 工務課 回転機器係
保全業務の重要さと、扱う装置のスケール感に惹かれ。
保全業務の重要さと、
扱う装置のスケール感に惹かれ。

他の企業の説明会に参加した際、世の中に設備機器の保全業務という仕事があることを知りました。動いて当たり前とされる機器を管理することで「当たり前」を支える重要性や責任の重さについて説明を聞き、やりがいがありそうだと感じました。その後、丸善石油化学のインターンシップに参加し、千葉工場を見学。なんといっても驚いたのは規模の大きさです。工場では、装置の運転やポンプの組み立て、材料検査などを体験させてもらい、興味や意欲をもって働けそうだと実感しました。また、工場内では先輩社員が勤務する様子も見ましたが、みなさんイキイキ働いているのが印象的でしたね。あのような先輩方と力を合わせ、巨大な製造装置を守っていくという仕事にすっかり魅了され、入社を決意しました。

無数に考えられる原因を特定し、
適切に対処するのが職務。

製造装置のうち、回転機器と呼ばれるポンプやコンプレッサーの設備管理が担当業務です。製造部署が稼働中の装置が正常に動いているか点検してまわり、異常と判断した際に設備管理部に連絡が来て対処します。異常の原因が何なのか、適した対処法が何かは、異常の内容によって違ってきます。温度や圧力、液体を吸い込む量や送り出す量、稼働中に出る音など、現場の状態や運転データから異常であるかを評価し、異常の元となる原因を突き止め、適切な対応を検討し実施する事がこの仕事の難しさです。その分、異常を適切に解決できたときには、成長とやりがいを実感できます。

工場内には多くの装置があって、それぞれが連動して運転しており、機器トラブルにより特定の装置が停止すると他装置に影響を与える為、装置は自由に止められるわけではありません。その為、各装置は定期的に停止して細かい部分まで点検する定期点検を行います。定期点検は装置を安全に連続運転するためにとても重要な業務で、機器を管理し定期点検を行う我々の職責は非常に大きいです。

無数に考えられる原因を特定し、適切に対処するのが職務。
トラブルがあれば
複数の部署が協力して解決を目指す。

今まででいちばん印象に残っているのは、装置の運転を担当する部署からポンプの点検を頼まれたときのことです。「液体を吸い込む量が正常時より少ないので対処してほしい」という依頼でした。さっそく分解して確認しましたが、ポンプそのものには異常が見つかりません。そこで、ポンプと連動している他のカテゴリーの保全担当者にも協力してもらい、考えられる原因をすべて洗い出しました。一つひとつ調べていくなかで、ポンプに液体を送り込む上流に原因があると分かりました。点検の結果、ポンプの上流配管が異物で閉塞していたことが判明したのです。解決したときには、みんなで手をたたいて喜びました。困ったことが起きた際は部署を超えて協力し合い、一丸となって解決を目指すという社風を実感できてうれしかったですね。

先輩を見て学び、
いずれはエチレンの装置にも携わりたい。

異常を見つけても、原因の特定や対処法の選択は先輩の知恵や力を借りることのほうが多い状態です。日々、知識不足や経験不足を痛感しているので、少しずつでも自分の力で対処できることを増やしていきたいです。そのために、自身の職務をこなすことだけに気を取られるのではなく、先輩方がどのような点に注意を払い、どのように対処しているのかを注意深く観察しなくてはいけないと思っています。また、いずれは、非常にスケールが大きく、丸善石油化学の事業の根幹を支えるエチレンの製造装置に関わりたいですね。「高圧ガス製造保安責任者」「機械状態監視診断技術者」などの資格を取り、扱える装置の種類の幅を広げていきたいです。

オフショット
オフショット

学生時代の先輩が同じ係におり、誘われたことをきっかけに社内外のフットサルチームに参加するようになりました。休日は、練習や試合を楽しんでいます。なお、スニーカー集めが趣味なので、普段はインターネットなどで情報収集。欲しいものに目星をつけておき、元手が貯まったら購入します。約20足集まりましたが、まだまだ増やしていきたいですね。

INTERVIEWS社員紹介

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ここにある使命と誇りの結晶が、世界をもっと豊かにする。

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