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装置内で起きている現象を正しく見抜き、
適切な対処で安定稼働を支える。

製造二部
アルコール・ケトン製造課

小澤 樹 Tatsuki Ozawa

2014年入社 / 物質工学科卒

経歴

  • 2014年 4月:千葉工場 製造二部 アルコール・ケトン製造課
社員の熱心な話しぶりから仕事への誇りを、肌で感じる。
社員の熱心な話しぶりから
仕事への誇りを、肌で感じる。

学生時代、授業を通じて石油化学製品に興味を持ち、学校で開催された丸善石油化学の説明会に参加しました。社員の方の話しぶりがとても熱心で、会社や仕事に誇りを抱いている様子が伝わってきました。私も同じように、自信を持って会社や仕事のことを話せる人間になりたいと考え入社を決意しました。
入社前は地元の北海道を離れる事に不安を感じていましたが、職場はもちろん寮でも先輩たちが親身に相談にのってくださり、入社早々に解決することが出来ました。また、親と同年代のベテラン社員から夕食に誘ってもらうなど、とても気さくで優しい方ばかりだったのですぐに打ち解けることができました。

温度や圧力が変化する製造装置を
適切にコントロール。

塗料やインク溶剤の原料として使われるメチルエチルケトンやジイソブチレンの製造装置を安定稼働させることがアルコール・ケトン製造課の業務です。全体を管理する主任、コンピュータ制御担当の2人、現場パトロール担当4人の計7人でひとつの班を構成し、課全体では4班体制で業務にあたっています。
製品はタワー型のタンク内で原料に化学反応を起こし製造します。反応させることによってタワー内の温度や圧力は変動するのでそれらを安定にさせるために温度や圧力を調整しています。温度が低下した場合はどれくらいの熱を加えれば良いのか、そのときどきの状態によって異なります。臨機応変に判断する事が多く、また長年の感覚を要する点も多く難しいです。ただ難しい仕事だからこそ、発生した現象の原因を自分で考え、適切な改善策を施し解決できたときの達成感は大きいです。

温度や圧力が変化する製造装置を適切にコントロール。
些細なことでも、報連相。
その大切さに気づく。

仕事をするうえで一番大切だと思っていることが報連相です。そう思うようになったきっかけが、入社4年目で経験した製造装置の定期メンテナンス時のことです。通常、製造装置は24時間365日稼働していますが、定期メンテナンスのときだけは完全に停止します。私は、メンテナンス後の再稼働にて、自分の勤務時間中にタワーの温度や圧力を安定化させる事ができず、次のシフトの班に引き継ぎをお願いすることになってしまいました。すぐに先輩に相談していれば早期に解決できたはずですが、先輩に迷惑を掛けたくないという思いから、結果的に、別の仲間に迷惑をかけてしまいました。相談されて迷惑に思う先輩などいません。この反省から、以降は「どんなに些細なことでもためらわずに報告・連絡・相談」を心がけるようになりました。

自身に足りない視点を自覚することで、
成長につなげたい。

日々、運転技術の未熟さを痛感しているので、装置内で起こる現象の原因特定と対処法に関する知識強化が当面の課題です。コンピュータに過去の記録が残っているので、どのようなケースでどのような対処が有効だったのかを調べ、自分なりに整理して勉強しています。また、先輩に教えてもらうことはとても重要ですが、教わり方にも注意しています。単に対処法だけを教わるのではなく、先輩は何を判断材料にして真の原因を見抜いたのか、自分にはどのような視点が足りなかったのか、といった点も合わせて教えてもらうことで、自身の成長につなげようと考えています。

ハンドボールで汗を流し、学生時代の仲間とも交流。
ハンドボールで汗を流し、
学生時代の仲間とも交流。

社会人のハンドボールチームに所属し、週末に練習しています。年に4回ほど大会に出場しており、長い間3位止まりだったところ、練習の成果もあり昨年は2位に浮上する事ができました。この勢いで次は優勝を目指したいです。また、学生時代の仲間が何人か千葉県内に住んでいるので、よく食事に行ったりしています。地元の北海道を離れてみて、改めて友達の大切さを実感しています。

INTERVIEWS社員紹介

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ここにある使命と誇りの結晶が、世界をもっと豊かにする。

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